Egoist
Mail
Home About Main Link Log&Present Blog

記事一覧

ハーレクインもどきの覚書

いつの間にか1年以上間が開いてしまったハーレクインもどきなので、自分でもどこまで書いたか記憶が曖昧になってしまいました。
で、(48)を書く前に復習してみました。



★話は新帝国歴1年11月下旬まで進んでいて、帝国軍が大親征に出征したところ。

★ロイエル夫妻は新婚4ヶ月目で、エルちゃんは妊娠2ヶ月目。

★ミュラーは初恋の人、フレデリーケといい感じ。

★オーディンの姉様は、謎の女性と同居中。

★ライヒルはお互い気になる存在だけど理性過多で進展なし。

★ロイはトラウマを一応乗り越えた。\(^^@)/

★エルは、ロイへの愛を自覚。但し、政略結婚だったので恋愛感情ではなく、夫婦愛や家族愛が芽生えたと思っている。時々発症するドキドキの正体はエル的には謎。

★ロイはエルに対して恋愛モード全開。今の状況は幸せだが、エルの認識がイマイチ不満。

★ゴットルプ叔父様は、ラング抹殺計画を水面下で着々準備中。

近日中に48アップして、いいかげんこの長い話終わらせます。
今のところ、55話くらいで完結予定です。

コメント一覧

緒方 (09/28 17:41) 編集・削除

初めまして。ヒルダさんの二次小説を探していて、こちらに出会いました。よろしくお願いします。
黒いヒルダを拝読しようと思ったのですが、他の作品もいろいろ気になり、あれもこれも少しずつ、読ませていただいてます。
いまケーブルテレビで銀河英雄伝説の再放送をしていました、まもなくロイエンタールが謀反を起こしそうです。我が家での視聴率は100%です。家族全員、原作もアニメも大好きです。
あ、本にされるなら、私も予約でお願いします!
是非読みたい!!

Jeri Eメール (09/28 18:21) 編集・削除

>緒方様
いらっしゃいませ。
ご訪問ありがとうございます。
本編の黒ヒルダ小説を休止しつつ、色々と脱線して作品数ばかり増えてしまいました。
昨年大病して以来、更新が止まっておりますが、ぼちぼち再会していきます。
ちょっと気まぐれで短編を書くつもりが、いつの間にか中編~長編になってしまい、自分でも焦ってます。
今置いているものを一気に全部読むとかなりの時間が消費されてしまうそうなので、お時間のある時に少しづつ読んで下さったら嬉しいです。
本化する時は、またお知らせしますので、よろしくお願いします。

舞台銀英伝「激突前夜」

ファイル 496-1.jpg


http://www.gineiden.jp/zenya/
すっかり舞台鑑賞の話題から遠ざかってしまいましたが、今年11月のこれはぜひ観に行きたいですね。
実は今猛暑の日本を脱出しておりまして、涼しくなる9月下旬に帰国予定です。
従って8月公演の「初陣もうひとつの敵」は残念ながら観に行けません(;_;)
まあ、日本にいたとしてもまだ一人での長時間の外出ができないので、無理だと思いますが…
でも、11月のこちらは何とか身体を戻して行きたいです。
河村ヤンと間宮ラインハルトの黄金キャストだし。
ラインハルトの軍服デザインとタイトルからして、内容は、バーミリオン会戦前後でしょうか?
追加キャストの情報を待ちたいと思います。

投稿サイトへ転載の暴挙

ご無沙汰しております。
約1年の闘病生活を経て、やっと復活の兆しです。
まだ治療のせいで、起きていても倦怠感がひどくてなかなかPCに向かえないのですが、少しづつ普通に動ける時間が長くなっています。

さて、約1年前、勢いであらすじを2編掲載してしまったんですが、リセット(真っ黒ヒルダ小説あらすじ)への感想が今だに凄すぎますので、この作品を小説形式に加筆修正の上全24話に改変して、投稿サイトへ転載致しました。

http://novel.syosetu.org/13010/

恐れ入りますが、以後、ご意見ご感想等は、こちらへお願い致します。
ログインなしで誰でも気軽に投稿可能です。
尚、以下の点を改変しておりますのでお読みになる場合は覚悟の上お読みください。

・キル子ちゃんとフェリ娘ちゃんに人名録で選んだ名前を適当につけました
・ヒルダの残虐度がグレードアップしています
・ラインハルトのへたれ度がアップしています
・ロイエルのラブ度がアップしています

※申し訳ございません。現在、ハーメルンへの投稿は主催者より修正を指示されたため、削除しております。
作品は、いずれ別の形で再公開したいと考えておりますので、ご理解下さい。

で、今度はまた反動で、ハーレクインの方で思いっきり白いヒルダを書きたい衝動に駆られてますっ!

コメント一覧

非公開 (07/19 12:32) 編集・削除

管理者にのみ公開されます。

Jeri Eメール (07/19 23:20) 編集・削除

葉子さん
お久しぶりです。
なんと!夏コミに参加されるんですか?
もしかして、ロイエル本を出されるのでしょうか?
ならぜひぜひぜひぜひぜひ一冊キープお願いしたいです!
スペース番号教えて頂ければ、ヲタ友に買ってきてもらうんですが、日程が合うかどうか…
もしよろしければ、送料プラス@で、他の東京近郊のヲタ友の原稿部屋へ送って頂けると有難いです。m(_ _)m
複数の人のお願いしているイニDとS星矢とSD同人誌と一緒にまとめて送ってもらう予定です。
実は今、オーストラリアのケアンズに旦那と来てます。

>人間を人間としてリアルに描いていて好きです
ありがとうございます。
そう言えば、やはり以前書いた転生オリ主のあらすじの感想を拍手メッセージ下さった方から、「エッシェンバッハ伯の前世の経歴が、うちの旦那と全く同じです。マーチ全滅→田中先生の後輩&銀行勤務です」ってコメ頂いたことがありますw

非公開 (07/20 20:01) 編集・削除

管理者にのみ公開されます。

非公開 (07/22 21:08) 編集・削除

管理者にのみ公開されます。

(10/16 17:40) 編集・削除

 お忙しい所失礼致します。
 銀河英雄伝説の二次創作を検索していてこちらを拝見したのが運の尽きでした。「リセット」という作品はもう削除されていて読めませんでしたが、こちらのブログのあまりのひどさにドン引き致しました。

 ライヒル小説を書かれるサイトさんとリンクしていたり、小説を頂いたりしていながら

>ラインハルトはあんたのことなんか全然愛してないのよーー!!!

 と断言なさったり、信者()からの品性下劣なコメントを公開したり(正直、作者者ご自身のご意見とやらより、この嫉妬乙としか言えない気色の悪い読者のコメントの方に吐き気を覚えました)。

 作者様の信者()の方々からのコメントを晒す意義があるんですか?胸くそ悪いにもほどがあります。
 ヒルダに批判的な意見があった、と一言書くだけで良かったのでは?
 別にヒルダが嫌いなら嫌いで結構ですが、ライヒル小説を書かれている方々とリンクをしていたり、交流して居られるのなら、多少の配慮はあってしかるべきではないでしょうか。
 それさえ出来ずに悪口を垂れ流すのなら、ライヒル小説を書かれる方々とのリンクを断たれるべきです。

 ヒルダを悪く言う感想しかこなかった?そりゃあそうでしょう。このサイトには貴女の信者()の方ばかりがいるんですから。
 
 ライヒル小説を書かれる方々と仲良くしていながら、片方でカップリング自体を完全否定(言い逃れは出来ませんよ、だって作者様ご自身でおっしゃっていますものね?ラインハルトはヒルダを全然愛してなかった、と)する。
 凄いですね、いっそ敬意を表しますよその無神経さに。毒者様のコメント(という名の下種な暴言)が掲載されている7/19のブログを、ライヒルサイトの皆様にご覧いただく勇気があるんですから。

 原作の解釈はそれぞれです。ですから貴女方が『ラインハルトはヒルダに愛情を持っていなかった』と解釈するのは自由です。
 ですから、私がこう解釈するのも自由ですよね?
『ロイエンタールはエルフリーデなんかまーーーったく愛してなかったんだよ!一ミクロンの愛情も持っていなかったんだからね!!』
 怒らないでくださいね?だって貴女方が言ってることをそっくりそのままお返ししているだけなんですから。

Jeri Eメール (10/16 18:25) 編集・削除

茅さん
はじめまして。
とても面白い方ですね。
でも、原作解釈を論じたいなら、せめて根拠だけでも仰っていただかないとタダの感情的にヒステリーをおこしているようにしか見えませんよ。
私は、ラインハルトとヒルダの間にあったのは、男女間の愛情や家族愛ではなく、同じ職場で働く上司と部下や、同僚同士の信頼関係だと思っています。
キルヒアイスは別格として、ラインハルトにとってはヒルダは双璧やミュラー、ケスラー達幕僚と同等の存在という非軍人の女性としては破格のポジションだと思いますよ。
なぜそう考えられるのか、その根拠もさんざん語ってきました。
でも、残念ながら(?)双璧もミュラーも男なので、ラインハルトと結婚することも、彼の子供を産むこともできません。
皇帝にとって同格の存在なのに、女だというだけで皇后というナンバー2になり、死後全権を受け継ぐというのは、なんだかとってもずるいように見えてしまうのですよ。
ヒルダがキルヒアイスやアンネローゼのようなラインハルトにとって別格の存在であるなら、そう思わないんですけどね。残念ながら、そうではない。
あなたはお気に召さなかったようですが、リセットは自分では結構気に入っている話です。
ここは私のサイトなので、私が好きなことを書きますし、気に入らないなら読まないで下さい。
あなたもあなたのブログであなたのロイエル解釈に基づいた小説でもお書きになって下さい。
私にとってそれば不快なものでも、私はそれを否定するつもりはありません。

(10/16 20:34) 編集・削除

 お忙しい中のお返事恐れ入ります。

 どうも話が噛み合っていませんね。私は貴女のお書きになる話が気に入らない、とは一言も申し上げていないのですが?
 私が申し上げたのはあくまで貴女様のブログでのコメントや、読者の方々のコメントについてです。上記にもそう書いてあります。意図的に無視なさって別の話題にすり替えようとなさっているのですか?
 また、解釈は人それぞれなので、そこに愛があるかないか、どう感じても自由だと申し上げていますが。そこまで原作解釈の根拠を!それがないとライヒルなんて認めない!とおっしゃるならそれこそ交流のあるライヒルサイトさんに伺ってみればどうですかね?
 そもそもライヒルが嫌いならどうしてライヒルサイトさんと交流を持っているのか甚だ疑問なのですが。

 私が問題にしているのは、ライヒルサイトさんと相互リンクかつ、作品を頂いていたりして交流があるにも関わらず、当該カップリングを完全に否定したりあまつさえ馬鹿にするような読者のコメントを平気で晒す厚顔無恥さを非難しているのです。
 ライヒルサイトさんのリンクを辿って来てみれば、ヒルダへの凄まじい罵詈雑言(毒者様のコメントはどう考えても悪意に満ちています)。しかもブログなのでほぼ避けようがありません。
 もう一度言いますが、別に貴女方がヒルダを嫌おうがどうしようが個人の自由です。否定する気もありません。ですが、ライヒル小説を書かれている方とリンクしている以上、そのCPが好きな方が辿ってこちらに来た際、あまりにも品性を欠いたヒルダアンチ発言を読む危険性が高いと、何故おわかりにならないのでしょう。
 ライヒルが好き、またはヒルダが好きという方にとっては出会い頭の事故のごとくアンチ発言にぶつからざるを得ないのですがね。
 ヒルダアンチ・ヘイトのサイトですという注意書きが冒頭にあれば、まだ避けようがあるんですけど。
 
 ところで、先程も書きましたがURLをクリックして読もうとしたら、ハーメルンには行けたのですが 指定されたURLのページは存在しません となってしまいました。投稿作品は削除されたのでしょうか?
 

 

Jeri Eメール (10/17 02:23) 編集・削除

茅さん
どう返信していいものか困ってしまいますね。
私がどこのサイトさんとどう交流しようが私の勝手ですので、あなたのご希望に沿って記事を書き直すつもりも、リンクを削除するつもりもありません。
勿論、相互リンク先のサイトさんが当方のリンクを切れば、それはそれで管理者様の判断ですので、仕方ないと思っています。
ネットを閲覧していれば、看板と中身が期待はずれのサイトなどいくらでもありますし、そこで不快な思いをしたとしても、それもインターネットを楽しむ上でのリスクの一つだと考えてます。
「ライヒル完全否定」と仰っていますが、ここでは「ライヒル」とまではいかなくても、ヒルダ上げのヒルダ主人公小説も書いてますので、アンチサイトではないです。
キャラやカップリングに関しては、同じ素材に対して複数の解釈も可能ですので、一つのパターンとして記事や小説にしています。
元々サイトにコメントを投稿したり拍手メッセージをされる方々は、そのサイトの主催者に共感する部分の多い方々が集まりますので、そういうコメントばかりが寄せられるのは当然です。
多分、投稿しないだけで、あなたと同様の感想を持つ方はたくさんいると思っています。

ハーメルンの投稿作ですが、主催者から描写について修正を求められたので、削除致しました。(書き直すつもりはありませんので)
元々このブログに掲載したあらすじに、多少肉付けしたものですので、別の形で再発表するつもりです。
あらすじのつもりが、結局小説の形になってしまってますので、投稿したものとあまり変わりません。
↓に掲載しておりますので、よろしければご感想下さい。
勿論、賞賛を期待してのものではありませんので、どんな感想でも歓迎致します。
http://www.egoist.jpn.org/blog/diary.cgi?no=464

(10/17 20:52) 編集・削除

 返信いただきありがとうございます。

>看板と中身が期待はずれのサイトなどいくらでもありますし、

 何度も言いますが貴女が書かれる小説が不満で抗議している訳ではありません。期待はずれだったから(私がライヒルじゃない!だからひどい!と言っているとでも?)こうして幾度もコメントをしている訳でもありません。期待はずれならさっさとブラウザを閉じて終了すればいいだけですから。

 私が問題としているのはライヒルサイトの方々と相互リンクのような関係であることから、ライヒルCP・もしくはヒルダファンの方がいらっしゃる可能性が高いと想像出来るのに、何の警告も無しに品性を疑うようなアンチ発言を載せていること、それに尽きます。

>そこで不快な思いをしたとしても、それもインターネットを楽しむ上でのリスクの一つだと考えてます。

 ネット上でキャラアンチ発言などをされる方は多くみかけますが、それでも皆様大抵前置きや注意書きをしていらっしゃいます。
「ここから下は○○に対してアンチ発言しますので、○○好きな方は退避!」とか「○○へ暴言吐きますので注意!」といった感じで。上記のブログにその注意書きはありましたか?
 警告も無いと言うのに「ネットをする上でのリスク」とは此は如何に。銀英伝のサーチに登録もしておられるのですから、キャラへの発言には配慮が必要というか、マナーでは?
 小説にはきちんと注意書きをされておられるのだから、ブログにも「ここから先はヒルダに厳しめな内容ですのでファンの方は気をつけてください」とあれば、私も昨日のように激高することはなかったでしょうに。

 それと、ハーメルンでの投稿作品、拝見させていただきました。エルフリーデageヒルダsageのヘイト創作だとは思いましたが、きちん警告の一文がワンクッションとしてあること、またご自分のサイトのみでの掲載ですので特に私から申し上げることはございません。SNSなどに投稿される際は、アンチ・ヘイトのタグを付けられた方が良いとは存じますが。

 最後になりますが、昨日は感情にまかせて些か過ぎた発言をしたこと、お詫び申し上げます。
 寒暖の差が激しいのでお体の方ご自愛下さいませ。
 
 

Jeri Eメール (10/18 11:30) 編集・削除

茅さん
私にも反省すべき点があると思いましたので、配慮に欠ける部分を削除致しました。
不快な思いをさせてしまったことに関してはお詫び申し上げます。

お読みいただきありがとうございます。
私としてはキャラのageとかsageというよりも、原作読んだ二十数年前からもやもやしていた点に対しての一つの仮説を展開したつもりでした。
作中に数々の矛盾や不整合を抱えている銀英ですので、どこかでスルーしないといけないと頭ではわかってるんですが、どうしても心で納得できないものがあるんですよね。
そのもやもやに関しては、あなたが仰るようにライヒル派の方に伺っても、その部分は考えないよう方針でいくようなので、この点では私とは噛み合いません。
ただ、私が相互リンクし交流している方々は、キャラやカプの嗜好の合致よりも、原作に対する愛という点で共感しています。(あくまでも自分的にですが)

非公開 (09/08 08:18) 編集・削除

アイコン

管理者にのみ公開されます。

非公開 (09/10 20:56) 編集・削除

アイコン

管理者にのみ公開されます。

リバース ―逆銀英伝―(3)

夢のような新婚生活に入る皇帝夫妻。(というかヒルダw)
これまでの自分の苦労が報われたと思った。
何よりもラインハルトのことを第一に考え、常に一般兵士の命よりもラインハルトの心の充足感を優先して行動してきたことが、実を結んだのだ。
しかし、ヒルダが既に妊娠5ヵ月に入っていることから、新婚旅行中もその後の新生活の中でもHはなし。
まあ、二人共初Hが特によかったわけではないので、あえて身重の体でやりたいとかは思わなかった。
その辺の性癖も都合が良すぎるくらい二人の嗜好は一致していた。
だが、めくるめく愛の生活を期待していたものの、相変わらず二人の仲はデコチュー止まりだった。

ま、ラインハルト様に濃厚なディープキスなんて似合わないし…

何とか自分を納得させるヒルダ。
そして、ハイネセンで動乱が起こり、ラインハルトは身重のヒルダを残して再びフェザーンを発ってしまう。

ラインハルトの重要度:姉&キル>>>>>>戦争>>>>ヒルダ≧軍首脳陣

↑の図式は生涯変わることはなかった。
物分りのいい妻のヒルダは勿論、にっこり余裕の笑で送り出した。
そして、夫の留守中の5月14日、柊館襲撃事件を経て息子を出産する。
ハイネセンのラインハルトから命名が告げられる。
間もなく、ラインハルトは又してもシヴァ会戦に突入し、不治の病に罹っていることが判明。

そんな…! せっかくこれから時間をかけてラブラブになるはずだったのに…
とりあえず今年中に名前で呼び合うようになって、3年以内に「俺とお前」の仲になる予定だったのに…

呆然とするヒルダ。
7月18日、余命数日のラインハルトがフェザーンに帰還。
仮皇宮でヒルダに再会&息子との感動の初対面…となるはずだったのだが、当人寝台車で運ばれ、既に死に体だった為、この場面は華麗にスルーされてしまった。
それでもヒルダは奇跡を信じてアンネローゼと共に懸命に夫の看病をする。
同時に、ここまで尽くしてくれた妻としての自分に対する言葉をじっと待った。
生後2ヵ月で父を亡くすただ一人の息子に対しても、もう少し感動的なリアクションが欲しい。
だが、ラインハルトの口から出るのは、事後の帝国の政治体制についてだけだった。
そして、7月26日。
息子アレクには、フェリックスを友人に指名し、ヒルダには生き残った6人の上級大将を元帥に叙することを言い残して、最期の時を迎える。

「宇宙を手に入れたら、みんな…で…」

え? ちょっと、それだけ?
みんなって、誰と誰のことよ?
私へは他に何もないの?

ヒルダの心の叫びも虚しく、医師団が臨終を告る。

そんなぁ~~~!!!!!

という自分の叫び声が頭の中で響いた時だった。

「てつ! おい! てつ! 目を覚ませ!」
不意に懐かしくも嫌悪感を伴う声で、最も呼ばれたくない呼び方で呼ばれた。
気がつくと、ヒルダこと蛭田徹也の目にいきなり飛び込んできたのは、トリップ前のバンコクの病院の天井と、日本から駆けつけた父と母の顔だった。
「オヤジ…」
まだこの状況に慣れない蛭田は、虚ろな目で呟いた。
どうしてオヤジとおふくろがここにいるんだ?
「あんた、手術の後、麻酔からずっと覚めなくて、お店のお友達が連絡をくれたの。それで、お父さんと二人ですぐにパスポートとって来たのよ」
母親がハンカチで顔を拭いながら言うと、蛭田もやっと事態が飲み込めた。
それにしても、あの両親がバンコクまで来るとは思わなかった。
大学4年の時、内定していた会社には就職せず、適合手術を受けるお金を貯める為に水商売に入ることを打ち明けた。それを聞いた父親から「うちには息子はいなかったと思うことにする。二度と家の敷居を跨ぐな」と言われて以来、事実上親子の縁は切れたものと思ってきた。
父が決めたことに一切逆らえない母も、黙ってそれに従ったので、蛭田はもう自分には家族はいないと思ってきた。
しかし、そんな両親が心配そうに自分の顔を覗き込み、一ヶ月ぶりに目を覚ました息子に心底安堵した表情を見せている。
蛭田が覚醒したことで、すぐに担当医師が病室に駆けつけると、術後の経過も良好で、検査結果で異常がなければ、一週間後には両親と一緒に帰国可能であると告げられる。
銀英伝の世界では、20年以上ヒルダとしての人生を生きたつもりだったが、こちらではたった一ヶ月しか経っていないらしい。
蛭田は、とてもリアルな長い夢を見ていたのだと理解した。
「てつ。…いや、もうマリと言うんだな。お前が幸せなら、父さん、もうそれでいい。お前さえ生きていてくれれば、男でも女でも関係ない。そう思うことにしようと母さんとも話していたんだ」
「オヤジ…!」
しっかりと抱き合う父と子。
暫くすると、コーディネーターの女性が、誕生日ケーキを運んできた。
「今日がマリさんの新しい誕生日ですね」
そう言ってケーキをカットして4人で食べた。
「父さん…ごめんね…」
それでも、親から貰った体にメスを入れたことを詫びる蛭田に対し、頑固オヤジは照れくさそうに目を逸らすとぶっきらぼうに言った。
「もう言うな。お前は今日からうちの娘だ。いいな」
感動に震える蛭田。
一週間後、親子3人で日本に帰国すると、蛭田は暫く実家で静養した後東京に戻り、蛭田マリとしての人生をスタートさせる。
半年のリハビリの末、女性器の形成も順調にいくと、並行して裁判所への性別変更手続きの申請を始めた。
そして、一年後、晴れて戸籍も体も女性となったのだった。
ところが、長年の夢が叶ったにも関わらず、蛭田の心がイマイチ晴れない。
女性になったら、やりたいことがたくさんあった。
女の子らしいヘアタイルや服装をすることは当然だが、一番望んでいたのは素敵な男性の恋人をつくって、できれば彼と結婚することだった。
実際、何人かに求愛された。
しかし、蛭田はどうしても誰とも付き合う気になれなかった。
中には結構なイケメンもいたが、誰もラインハルトには遠く及ばない。(当たり前だ)
頭脳明晰な蛭田は、それでも店では売れっ子で、26歳にして自分の店を持つまでに成功した。
そのうち、仕事も面白いし、仲間もいるし、別に男なんていなくても寂しくないわと思うようになっていた。
せっかく適合手術を受け、辛いリハビリに耐えて作ったものを使用しないのは勿体ない気もしたが、蛭田はもうラインハルト以外の男とHする気にはなれなかった。

ある日、蛭田は何の気無しに本屋に入り、そこで衝撃的な本を目にする。
記憶では、一巻で完結していたはずの銀英伝が、十巻まであり、話が進んでいたのだ。
蛭田は慌てて全巻買い揃えると、貪るように読破した。
ヒルデガルト・フォン・マリーンドルフという存在しないはずのキャラが登場し、あの夢の中通りのストーリーになっていた。
これは一体、どういうことなのか?
一巻しかなかった銀英伝が、元々自分の記憶違いだったのか?
それとも、麻酔から覚めて、また別の次元にトリップしてしまったのだろうか?
考えても答えが出ない。

もう一度あの世界に行ってやり直したい!

蛭田は、切実にそう願うようになっていた。
そして、今度こそもっと早くラインハルトと結ばれて、彼と一緒の時間を長く持ちたいと考えた。
どうすればもう一度あの世界に行けるだろうと考えた時、やはりあの時と同じように手術の麻酔で昏睡状態になるしかないという結論に達した。
しかし、既に上下共に工事完了しており、他にいじるところがない。
諦めかけていた時、蛭田は長年の不摂生が祟って胆石を患い、胆嚢切除手術を受けることになる。
しかも、相当進行していたことから、腹腔橋手術ではなく開腹手術を行うことになったのだ。

またあの時のようになれたら…もう一度ラインハルト様に逢いたい…

何事もなく麻酔から覚める可能性の方が高いことを理解しつつ、蛭田はこのチャンスに賭けることにした。
手術台の上で、ゆっくりと目を閉じる蛭田。

蛭田ことヒルダは再び銀英伝世界にトリップできたのか?
もしできたとしたら、再び銀河の歴史は変わるのか?
それとも、やはりあれは単なる夢だったのか?
それを知るものは誰もいない。

Ende

リバース ―逆銀英伝―(2)

キルヒアイス亡き後、宰相主席秘書官に就任したヒルダは、日夜ラインハルトをゲットすべく着々と側近としての立場を固めていった。
転生前の職業が接客業だっただけに、絶妙な匙加減でラインハルトの心を上手く掴んでいった。
もっとも、彼女(?)の行動は綿密な計算の上でのことばかりではなかった。
日本人だった時の出身地が銀英伝原作者と同じ九州のとある地方だったこともあり、「女たるものは、最終的に決して男に逆らわない」という気質が、骨の随まで染み付いていたのだ。
とはいえ、ただおとなしく従順なだけの女性では、ラインハルトが満足しないことも心得ていた。
そこでヒルダは、対ラインハルト用に自分の中で独自ルールを設けた。
幸いなことに、トリップ前の世界での蛭田は、東京の一流私立大学の政治経済学部を出ていたので頭は良かったし、帝国より遥かに公正な社会だった21世紀日本の知識を持っていた。
本当は、大企業に就職するか弁護士でも目指すのがセオリーだったが、若いうちに稼いで早く性適合手術を受けたかったので、あえてエリートの道を捨てて水商売の世界に飛び込んだのだ。
九州の実家の両親と決別した直接の原因もこのことにあった。
更に言えば、中国歴史マニアでもあった為、九州男児気質と融合して、無意識に儒教道徳を遵守し、婦道に忠実なのが女性の理想像という概念が出来上がっていた。
ジュブナイルな銀英伝の世界では、ヒルダがごく常識的なことを進言するだけで、周囲は「なんと智謀の優れた女性なんだ!!」と感心してくれる。
こんな楽しい世界はない♪
彼女が自分に課した対ラインハルトルールは以下2つだった。

・換言は最大2回まで
・ラインハルトが返答に困るようなツボは突かない

元が男なので、男特有の幼児性も理解できる為、ラインハルトがどんなにお子ちゃまなことを言っても決して「ばっかじゃね?」とは思わない。故に外交交渉より戦争ありきの価値観もすんなりと受け入れられた。
ケンプを捨て駒にしたイゼルローン攻略戦も一応反対はしてみたが、反対の意思を伝えるに留めた。

『ま、ケンプはそんなに重要キャラじゃないし、エキストラなんていくら死んでも関係ないし…ラインハルト様さえ無事ならどうでもいいわ♪』

というのが本音だった。
ヒルダにとって、ラインハルトが美形で権力者の俺様キャラであることが萌えの源泉であるのであって、政治信条とか戦略とかはどうでもよかった。
ラインハルトが原作記述通りの美しさで、軍服を着て艦隊を指揮するかっこいい姿をしている限り、彼がルドルフ化しようがヒトラー化しようがノープロブレムだ。
自分が賢く良識ある女であることを憧れの人の前でパフォーマンスする為に、戦争反対を唱えるが、それが切っ掛けでラインハルトに疎まれては本末転倒である。
努力の甲斐あって、ヒルダはローエングラム元帥府の中でラインハルトの主席秘書官として提督達にも一目置かれる存在となっていった。
何と言ってもラインハルトの戦争愛好家仲間である彼等に支持される女性でなければ、彼と結ばれることは難しい。
ラインハルトも、姉とキルヒアイス以外で、一緒にいてこんなに心地良い人物は初めてだった。

美しく聡明で、程よい刺激(換言)を与えてくれるが、決して自分から離れない。
おまけに、キレて八つ当たりしてもじっと耐えて思いっきり甘えさせてくれる!

そんな都合のいい素晴らしい女性をヒルダは見事に演じきっていた。
これで私とラインハルト様の未来は明るい。あとは何とか二人の距離を縮めるだけ。
しかし、そんな中でヒルダがラインハルトの伴侶となることを邪魔しそうな人間が元帥府の中に二人いることに気付いた。
一人は、言わずと知れた、ナンバー2不要論者のオーベルシュタインである。
だが、オベはラインハルトに個人的に好かれていないので、あまり障害にはならないと踏んでいた。
問題は、帝国軍の双璧の片割れロイエンタールの方だ。
秘書官となって間もない頃、ヒルダは大本営ビルの勝手が分からず、誤って男子トイレに入ってしまい、偶然後から入ってきた双璧の会話を聴いてしまう。

ミ:「おい、今度ローエングラム公の秘書官になった女性見たか? すごい美人だぞ。しかも相当なキレ者らしい」

そうそうそう!もっと言って!!

ロ:「ふーん」(興味ない声)
ミ:「伯爵令嬢だとのことだが、我々平民に対しても丁寧な物腰で人柄も申し分ない。早くも若い連中が騒いでいる。これは、熾烈な争奪戦が起こるかもな」
ロ:「平和なことだな」

楽しそうに笑う愛妻家ミッタに対して、会話相手の漁色家は熱のない返事だ。

ミ:「俺はローエングラム公にこそお似合いだと思っているんだが、残念ながら公には全くその気配がない。だからこそ独身の提督達も目の色を変えているのさ。卿はどう思う?帝国軍一の漁色家としては、興味をそそる女性ではないか?」
ロ:「ないな」
ミ:「言い切るな」
ロ:「興味の沸く女という以前の問題だ、ミッターマイヤー。あれは女ではない。男だ」

ヒルダは絶句し、硬直してしまう。

あ…あの男、もしかして、私の正体を知っている?

無論、ロイエンタールはそんなつもりで言った訳ではなかった。
多くの女と付き合った経験上、ヒルダの気質や思考パターンが良くも悪くも男性的だと感じたことを少し言葉足らずで口にしたに過ぎない。
だが、当のヒルダはそうは思わなかった。

あの男も、もしかして私と同じ転生者?…そうよ、そうに違いないわ。

ヒルダはそう決め付けた。
そして、この時から密かにロイエンタールを自分とラインハルトが結ばれる為の最大の障害と考え、何とかして彼を失脚させられないかという思いを巡らせる。



ストーリーが進み、帝国軍はフェザーンに侵攻し、バーミリオン会戦へと突入する。そこでヒルダ一世一代の大仕事である双璧を使ってのハイネセン占領を成し遂げ、バーラトの和約に漕ぎ着けた。
ラインハルトは皇帝となり、ローエングラム王朝が始まる。
ヒルダも皇帝主席秘書官となり、政権中枢で確固たる地位を築いていった。
途中、キュンメル事件などがあったが、皇帝暗殺未遂犯の身内でありながら、自分も父もお咎めなしという処断に、益々ラインハルトの信頼を実感することができた。
大本営のフェザーン移転を経て、いよいよ大親征を開始することになった。
ヒルダは勿論、主席秘書官としてラインハルトと一緒にブリュンヒルトに乗り込むこととなる。
ヒルダにとって、大元帥の軍服を着て、ブリュンヒルトで艦隊戦の指揮をとる美しいラインハルトを間近で見ているのが何より幸せな時間だった。(隣の統帥本部総長がちと邪魔だったけど我慢した)
正直、私服がイマイチのラインハルトには、ずっと軍服を着ていて欲しかった。
戦争の必要性だの、戦死者の数だのは、ラインハルトさえ無事ならどうでもよかった。

帝国は皇帝の私物であり、帝国軍は皇帝の私兵である!

これが、この世界では生まれながらの支配階級出身であるヒルダの信条だった。
マルアデッタの戦いでは目の前で壮絶な艦隊戦が繰り広げられ、戦艦が爆発炎上するたびに万人単位の戦死者が出たが、ヒルダにはラインハルトの神々しい姿しか目に入っていなかった。
それを傍で目撃した将兵たちは、「軍人としての訓練を受けたわけでもないのに、あの冷静沈着さは、並の精神力ではない。さすが陛下が常にお傍に置く女性だけのことはある」と見当はずれの賞賛をしてくれる。
帝国軍は、イゼルローン要塞失陥の報を受けつつも、無事ハイネセンポリスに降り立つ。「冬バラ園の勅令」の後、ロイエンタールに失脚して欲しいヒルダに千載一遇のチャンスが訪れる。
ラングの策略により、ロイエンタールが私邸にリヒテンラーデ一族の女を囲っていたことが暴露され、皇帝に対しての叛意の証と糾弾されたのである。
大本営に出頭して一応釈明するロイエンタールをラインハルトの傍で見下ろしながら、ヒルダはこの件を何とか利用できないかと考えた。
自分はあくまでもラインハルトに相応しい聡明で心優しい女性でなければならないので、ラングのように自ら積極的に策を弄するわけにはいかない。
皇帝執務室で、ラインハルトに意見を求められたヒルダは、意図的に発言を避けた。そうすることで、この件を出来るだけ大事にしてしまおうと考えた。
無論、そのくらいのことで、建国の功臣であるロイエンタールを失脚まで追い込めるとは思っていない。
しかし、ヒルダ独特の勘で、後々これは使えるのではないかと感じていた。
更にヒルダは、既にヤンとの戦争に頭がいってしまっているラインハルトに、わざわざ女の身の振り方について蒸し返した。
生まれた子を養子に出し、女と引き離すことを提案することで、この件を複雑化、深刻化させようとしたのだ。
元が男なので、母性というものがないヒルダには、母子引き裂きは抵抗がなかった。
ストーリーは更に進み、回廊の戦いの後、ヤンの死亡と急展開し、帝国軍はフェザーンへ凱旋する。
通常業務に戻ったヒルダは、皇帝主席秘書官に加えて、大本営幕僚総監まで兼任することになり、超多忙である。
それでもラインハルトと一緒にいる時間が益々多くなったので、ヒルダ的には大満足だったが、ふと気づいてみると、相変わらず二人の仲は全然進展していないことに気付く。

今気がついたけど、もう2年以上経つのに、一緒にお食事する以上進んでいないわ。

ヒルダは、少し焦る。
何時の間にかもうすぐ23歳。帝国貴族の娘達の殆どが既に結婚している年齢だ。

まあ、私はそこらのクリームバター頭の貴族娘とは出来が違うのだから、年齢なんて関係ないけど。

そう自分で自分を慰めてみるが、やっぱり早くラインハルトと合体したい願望は日に日に募るのだった。
そこで、ヒルダは一計を案じる。

ラインハルト様がすっごく落ち込んでる時、慰めてあげて、それが切っ掛けで…

ヒルダは、密かに人を使って、ラインハルトを恨んでいるヴェスターラント出身の男を探し出させ、戦没者慰霊式典の場に巧みに誘導する。
予想通りがっくり落ち込んで宿舎のホテルに帰ってくるラインハルト。

さあヒルダ。ここからが正念場よ!

自身を鼓舞しながら、部屋に入るヒルダ。
この時の為に、前日にはエステのフルコースを受け、先程自室で入浴も済ませていた。下着もおニューだ。
どう慰めるかは、既に何度も頭の中でシュミレーションして決めていた。

『まあ、200万人死んだけど、改革で救われた人はそれよりずっと数が多いんだから、数字的にはプラスですよ。それに、親友のキルヒアイスを亡くすという辛い思いをしたのだから、もうペナルティ課せられてますよ』

という意味のことをオブラートに包んで言ってあげたら、ラインハルトはしっかり慰められてくれた。
伯爵令嬢のヒルダにとって、エキストラの平民の命なんてゴミだった。
そして、遂に待ちに待った言葉が発せられた。

「帰らないで欲しい」

キタ━━━(゚∀゚)━━━!!

そして…そして…

遂に…遂に…

念願の…

合体!!

ヒルダは、幸福の絶頂だった。
心配だった痛みも、すぐに終わってしまったので、あまり感じずに済んだことも幸いだった。
自邸に帰ったヒルダは、プロポーズに訪れたラインハルトへどう返事したものか思案する。
本音では即答でOKしたいのだが、待ってましたとばかりにJaの返事をするのは、なんだか慎みがないような気がしたのだ。
皇室からの縁談は、一度はご辞退申し上げるのが慣例…(ってどこの国?)
結局ヒルダは、この日はパパに対応を任せて、プロポーズの返事は少しじらすことにした。

間もなくして、新領土総督としてハイネセンに在るロイエンタールの不穏な噂が流れた。
ヒルダは、妊娠していることが判明するが、ラインハルトには伝えないままノイエラントへ行幸する皇帝一行を見送る。
愛するラインハルトの子を身ごもり、幸せを噛み締めるヒルダ。
彼女の思考は、既に生まれてくる子供と三人でのラブラブ生活を夢想し始める。
そして、この子の為にも、さっさとロイエンタールに消えてもらいたいと切実に願うようになった。
ウルヴァシー事件が起こり、ルッツが死亡し、皇帝一行が一時的に行方不明になると、ロイエンタールの反逆は確定的になった。
ヒルダは、ルッツがケスラーに依頼していたラングのボルテック暗殺の証拠をこの時既に握っていたが、わざとすぐに公表することをしなかった。
頃合を見計らってラインハルトに報告した時には、時既に遅しで、間もなく第二次ランテマリオ会戦に突入してしまう。
ロイエンタールが死亡し、叛逆事件が解決すると、これで清々したヒルダはラインハルトのプロポーズを受ける。
また多くの命が失われた直後だったが、ヒルダは自分の幸せに浸っていた。
ヒルダの超鈍い感受性は、たとえ自分のすぐ隣で大量殺戮が行われようと、周囲で何程の不幸が起ころうと全く平静でいることができる。
ラインハルトも、隣で泣いたり悩んだり面倒なリアクションを取らないヒルダは、精神的に楽な存在だった。
そして、出会いから3年。いよいよ宇宙一無神経な美しい夫婦が誕生しようとしていた。

ページ移動